鳥取砂丘

鳥取砂丘です。おそらく日本人であれば一度は聞いた事のある場所でしょう。訪れた事のある方も多いと思います。今回機会があって訪れる事が出来ましたので、簡単にレポートしてみました。左側の写真が砂丘入り口です。昼過ぎに到着したので、すでにたくさんの人の足跡があります。砂は思ったほど柔らかくなく、それほど沈み込みません。砂丘前の土産物店ではゴム靴のレンタルなどがありますが、別に借りなくても大丈夫です。2〜3分歩くと小高い丘のような物が見えてきます。
どうやらこれが、よく砂丘の紹介などで出てくる物らしいですね。遠目にはそれほど高くはないように見えます。丘の左下には水が溜まってちょっとした池のような感じになっています。もしかしたら前日に雨でも降って池みたいになったのでしょうか?砂が予想より硬めなのもそのせいかな?
大勢の観光客が頂上目指して進んでいます。そのほとんどは親子連れやカップルなど複数で来ていて、男一人なのは見た感じ私だけです(^^;
まあ、あまり気にせず登っていきます。
最後頂上に登る直前あたりの砂はとても柔らかくてちょっと苦労しましたが、なんとか登頂!そこからは瀬戸内海などの穏やかな景色とは違った、荒々しい日本海を一望できます。とても見応えのある景色です。家族連れは子供達がはしゃいでおり、カップルは肩を寄せ合って景色を眺めています(右写真の左側など)。私は一人黙々と写真を撮っています。なんか妙に寒い・・・まあまだ3月なのでそのせいでしょう。夕日の沈む時間などはもっとロマンチックで綺麗かもしれません。明るい内に来て良かった・・・。
それにしても綺麗な景色です。しかしなんか自分がここにいる事が場違いな気がしてきました。そろそろ戻るかと思いだしたその時、異常なくらい騒いでいる集団を発見!丘の下にある池の方角は急な斜面になっているのですが、10代と思われる男の集団(10人くらい)が競って池に向かってジャンプして斜面を転がり落ちています。周りの観光客達も苦笑していました。まあ、彼らのようなスーパー場違いがいれば、ちょっと場違いな私も居易いというものです。十分に景色を堪能して下山を開始します。
登ってくる時はあまり感じなかったのですが、上から斜面を見ると、結構急に感じます。靴に砂が入らないように慎重に降りていきます。相変わらず前述のグループは「ジャンプ→転げ落ちる」を繰り返しています。俺はもう降りるから、君らの「皆の視線を引き付ける仕事」はもう終わったんだよ〜。どうせなら「転げ落ちてそのまま池に飛び込む→そこでウォーターボーイズばりにシンクロスタート」くらいの芸を見せてくれれば、皆の喝采を浴びる事が出来るのにね。若者よ、中途半端はいけません。
無事入り口付近まで戻ってきました。砂丘名物ラクダ数頭が観光客の搭乗を待っています。本当は乗ってみたいのですが、普通に考えて、ラクダに乗っている姿を同伴者がカメラで撮るなどが自然な姿だと思います。一人旅の私がラクダに乗っても誰に手を振るでもなく、なんか間抜けです。看板にあるように、「ラクダに乗って撮影1人500円」も真剣に考えましたが、やっぱり止めました。だって、一人乗り1800円+撮影500円=合計2300円をせいぜい10分位の間に使うのは貧乏性の私には耐えられません(^^)
それにしても、この砂丘訪問のわずか30〜40分の間に、いったい何人の人にスナップ撮影を頼まれた事か。全員砂丘の丘をバックに撮ってくれと言っていました。私ならラクダのジェニーちゃん(だったかな?)をバックに撮ってほしいですが。
砂丘からの出口付近になにやらリフトがあります。道路を挟んで向かいの山の上に、展望台があるようで、そこに向かって上がっています。結構大勢の人が乗っており、ちょっと興味が沸いたのですが、結局乗る事はありませんでした。
観光がすべて終わり、駐車場に向かって歩いていると、土産物屋のおばちゃんが、「お兄さん、お兄さん、砂たまご買わない?」と声を掛けてきました。なんでも名物との事。見てみると、ホットプレートに砂丘の砂を入れて、砂蒸しにしてあります。今日はよく売れて残り僅かと言っていました。本当かな〜?と思いましたが面白そうなので、2個買ってその日の晩酌のつまみの一品として頂きました。殻を剥くと白身部分が黄色く変色していました。味は・・・まあ普通の茹で卵とさほど変わりがありません。美味しかったです。